日本香料協会について

概 要
日本香料協会は香料産業の発展と香り文化の普及を目的として
1947(昭和22)年に設立された学術文化団体です。

 日本香料協会は1947(昭和22)年6月に設立されました。当時、業界団体は統一されておらず、1970(昭和45)年1月に日本合成香料工業会、日本食品香料工業会、日本香料同業会、大阪香料商組合が合併し設立されたのが、日本香料工業会です。

 日本香料協会は、香料を営業目的とする企業者の業界団体である日本香料工業会とは異なり、香料産業の発展に寄与し、香料知識の普及を目的に設立された長い歴史のある学術文化団体です。

 初代会長の冨樫芳治郎氏は、日本香料協会の機関雑誌「香料」発刊の辞において、設立の目的を、「香料産業の発達を念願とすべきは勿論であるけれども、香料を社会的に衆知して貰ふためである。何となれば香料は、我々の日常生活に絶対的必需品なるにかかわらず、意外に認識を持たぬ人が少くないからである。」としています。

 終戦からわずか1年10カ月、食糧不足と社会的混乱が続く時期に、日本の香料産業の発展と正しい香料知識の普及を念願して設立されましたが、今日でも国民に香料の知識が十分に普及したとは言えない状況です。当協会は少しでも香料知識を普及させるために以下の四つの活動をしています。詳しくはコンテンツ「主な行事」をご覧ください。

  1. 会誌「香料」の発行(春夏秋冬の年4回発行)および関連図書の発行
  2. 講習会の開催
  3. 講演会の開催
  4. 見学会の開催

 今後とも日本香料協会の活動を継続し、香料産業の発展と香り文化の普及を目指す所存です。この機会に是非ともご入会下さいますよう、皆様のご理解とご支援をよろしくお願いします。

名 称 日本香料協会 Nippon Koryo Kyokai
設 立 1947(昭22)年6月
事務局 本部・

支部・
〒101-0035 東京都千代田区神田紺屋町37番地 斉木第3ビル

〒541-0045 大阪市中央区道修町3-1-6 塩野香料(株)内


沿 革    
1947(昭22)年



6月6日、冨樫芳治郎(塩野化工株式会社社長)を代表とする5名の発起人、小野嘉七(日本香料薬品株式会社社長)、吉井桃麻呂(日香化学株式会社社長)、野坂穣(合資会社湘南香料工業所社長)、山崎三吉(山陽果工株式会社社長)らによって設立。
6月20日、日本香料協会創立総会を開催
10月25日、会誌「香料」創刊号を発行。B5版、32頁、2000部

1949(昭24)年 5月、第1回定時総会を開催(東京商工会議所)

1957(昭32)年 8月、創立10周年記念号発行(「香料」46号)

1967(昭42)年
5月、創立20周年記念式典を挙行(日比谷三井ビルホール)
9月、創立20周年記念号発行(「香料」86号)

1970(昭45)年 1月、業界4団体(日本合成香料工業会、日本食品香料工業会、東京香料同業界、大阪香料商組合)が発展的に解消して日本香料工業会を設立。

1977(昭52)年


5月、創立30周年記念式典を挙行(霞会館)
8月、創立30周年記念号発行(「香料」119号)
10月、第7回国際精油会議京都大会開催(日本香料工業会、日本香料貿易協会、日本香料協会の3団体で共催)

1978(昭53)年 1月、第7回国際精油会議京都大会記念号発行(「香料」120号)

1987(昭62)年
5月、創立40周年記念式典を挙行(パレスホテル)
6月、創立40周年記念号発行(「香料」154号)

1997(平 9)年
5月、創立50周年記念式典を挙行(パレスホテル)
6月、創立50周年記念号発行(「香料」194号)

2002(平14)年 5月、事務所を中央区銀座の新田ビルから千代田区神田紺屋町の斉木ビルに移転。

2007(平19)年
5月、創立60周年記念式典を挙行(パレスホテル)
5月、創立60周年記念号発行(「香料」234号)

2017(平29)年
6月、創立70 周年記念式典を挙行(如水会館)
9月、創立70 周年記念号発行(「香料」275号)